サポート

VoiceToDocの使い方・設定ガイド

目次

0. 最初に行うこと

ステップ 1:設定画面を開く

アプリを起動したら、まず設定画面を開いてください。書き起こしAIと要約AIの設定を行います。

ステップ 2:Apple Intelligence の準備

お使いのデバイスによって設定手順が異なります。

Apple Intelligence 対応 macOS 26以降 / iOS 26以降 の Apple Silicon デバイス

書き起こしと要約の両方にApple Intelligenceが自動で使用されます。

  1. iPhoneの場合:デバイス本体の設定からApple Intelligenceを有効にしてください
  2. アプリの設定 > 要約タブ > Apple Intelligence が選択されていることを確認
  3. そのまま録音を開始できます
Apple Intelligence 非対応 古いMac・iPad・iPhone、Windows

まず書き起こしAIを設定してください(初回はモデルのダウンロードが必要です)。

Apple Silicon 搭載のMac・iPad・iPhone(M1以降)
  1. 設定 > 書き起こしタブ > Moonshine Voice を選択
  2. ダウンロードボタンをタップしてモデルを取得(初回のみ・数分かかります)
Windows
  1. 設定 > 書き起こしタブを開く
  2. 書き起こしエンジン(Moonshineまたはkotoba-whisper)のダウンロードボタンをクリックしてモデルを取得(初回のみ)

ステップ 3:要約AIを選ぶ

Apple Intelligenceをお使いの場合も、より高い精度を求める場面では以下の要約AIに切り替えることができます。プライバシー保護の観点から、ローカルで動作するAIの使用を推奨します。

最も安全・推奨

内蔵LLM

データが外部に送信されないため最もプライバシーが守られます。Apple Silicon搭載のMac・iPad・iPhoneで使用できます。設定画面から使用するモデルをダウンロードして指定します。

  1. 設定 > 要約タブ > 内蔵LLM を選択
  2. 使用したいモデルのダウンロードボタンをタップして取得
  3. ダウンロード完了後、モデルを選択して設定完了です
Ollama

ローカル動作・無料・プライバシー保護。別途インストールが必要です。

設定ガイド →
LM Studio

GUI操作・ローカル動作・無料。コマンド不要で手軽に使えます。

設定ガイド →
クラウドAPI(Claude / OpenAI)

高精度な要約が可能ですが、音声データがクラウドに送信されます。APIキーの設定が必要です。

APIキー設定ガイド →

設定が完了したら

設定 > 自動化タブ から「録音終了後に自動書き起こし」「書き起こし後に自動要約」をオンにしておくと、録音を止めるだけでカルテ下書きが完成します。

1. はじめに・基本的な使い方

VoiceToDocとは

VoiceToDocは、音声を録音、書き起こし、要約するアプリです。

  • カルテ記載の時間を短縮できます
  • サマリー作成を効率化できます
  • 診断書作成をサポートします
  • 診療情報提供書の作成時間を短縮できます

対応デバイス一覧

📱 iPhone

iOS 18.6以降のiPhone
(iOS 26以降を推奨)

📱 iPad

iPadOS 18.6以降のiPad
(M1以降・iPadOS 26以降を推奨)

💻 Mac

macOS 14.6以降のMac
(M1以降・macOS 26以降を推奨)

💻 Windows

X64版Windows10/11
ARM版は未検証

推奨動作環境

Apple Intelligenceまたは内蔵LLMを使用することを推奨

オンデバイス処理により、プライバシーを保護しながら高精度な処理が可能です。

アプリのインストール方法

App Store、Microsoft Store からインストールできます。

2. Mac版・Windows版ガイド

マイク設定

推奨マイクデバイス

広範囲の音声を集音できるものを推奨します。

開発者使用機器

WEB会議高感度USBマイク 無指向性 全指向性 コンデンサー 広範囲 多人数対応 PS5対応 USB

サンワダイレクトで見る

マイクの選択方法

  1. 設定画面を開く
  2. マイクタブを選択
  3. 使用したいマイクを選択

マイクが認識されない場合

再読み込みボタンをクリックしてください。

テスト

短い会話で音声入力テストを行ってください。正しく認識されることを確認してから実際の診療でご使用ください。

3. 基本操作

録音の開始/終了

  • メイン画面の録音開始ボタンをクリックで開始
  • 終了ボタン(同じボタン)をクリックして終了
  • キーボードショートカット(Mac: + Option + R、Windows: Ctrl + Shift + R)で開始/終了
  • フローティングパレットをクリック

キーボードショートカット

Mac版

機能 ショートカット
録音開始/終了 + Option + R
フローティングパレット表示/非表示 + Option + P

Windows版

機能 ショートカット
録音開始/停止
※起動時に利用可能なキーが自動選択されます
Ctrl + Shift + R
代替: F9Ctrl+Alt+R
フローティングパレット表示/非表示 Ctrl + Alt + P
メインウィンドウ表示/非表示 Ctrl + Alt + M

録音中の画面表示

フローティングパレットの色で現在の状態を表示します。

赤:録音中
青:文字起こし中
紫:要約中
緑:待機中

バックグラウンド録音機能

メイン画面を閉じていても録音できます。フローティングパレットで状態を確認しながら他の作業を行えます。

ファイル読み込み機能

対応ファイル形式

  • 音声ファイル:.wav、.mp4
  • テキストファイル:.txt、.text、.md、.markdown、.docx、.xlsx、.html、.htm、.rtf
  • 画像ファイル:.pdf、.jpg、.jpeg、.png、.heic、.tiff、.bmp

ファイルのインポート方法

  • 文字起こし結果のスペースにファイルをドラッグ&ドロップ
  • 文字起こし結果のスペースにテキストをペースト

統合モード

  1. 統合モードスイッチをオン
  2. ファイルを読み込み
  3. 録音を開始
  4. 読み込まれたファイルからの情報と、音声からの情報をまとめて要約

4. 設定・カスタマイズ

音声認識設定

  • オンデバイスAI:プライバシー保護を優先。ネットワーク不要。
  • Windows版、Apple Intelligenceに対応していない環境ではMoonshine-voiceを使用します。
    書き起こし前にモデルのダウンロードが必要です。
  • 医療用語辞書:専門用語の認識精度を向上させます。

要約設定

  • 要約スタイルの選択:SOAP形式、箇条書き、段落形式など
  • 要約AI設定: 内蔵LLM / Apple Intelligence / Claude / OpenAI / Ollama / LM Studio
    内蔵LLM:設定画面からモデルをダウンロードすることで、AIをアプリ内に内蔵して利用できます。データが外部に一切送信されないため最も安全であり、最も推奨される選択肢です。
    (外部のAIを使う時にはより高度な処理が可能ですが、情報漏えいのリスクがあります。)
  • APIキー設定:ClaudeまたはOpenAIをしようする時にはAPIキーの設定が必要です
APIキー設定ガイド

ローカルAI(無料・プライバシー保護)

OllamaとLM Studioは、AIをご自身のパソコン上で動かすツールです。APIキー不要・無料で利用でき、データが外部に送信されないためプライバシーを重視する方に最適です。

Ollama

ターミナルから動かすシンプルなローカルAI。軽量で導入が手軽です。

設定ガイドを見る
LM Studio

GUIで操作できるローカルAI。コマンド不要でモデルの検索・切替が簡単です。

設定ガイドを見る

プライバシー設定

データ保持期間

  • 設定画面 > データ管理 > データ自動削除で設定
  • デフォルトは12時間後にデータ削除されます

ワークフロー自動化

設定画面 > 自動化タブから設定できます。

  • 録音終了後の自動書き起こし
  • 書き起こし完了後の自動要約
  • 要約完了後の自動コピー

5. iOS版ガイド

iPad特有の機能

  • カメラからの書類読み込み:紙の書類を撮影して直接読み込めます。紹介状や問診票の取り込みに便利です。

QRコード共有機能

QRコード生成方法

設定画面 > 自動化 > 自動QRコード表示 をオンにすると、要約完了後にQRコードが自動表示されます。

ネット接続のないPCへの共有手順

  1. VoiceToDocで要約を作成
  2. QRコードを表示
  3. Windows,Macの純正カメラで読み込み、または専用アプリを使用

QRcode_reader_ForVoiceToDoc

複数のQRコードを連続して読み込んで連結、クリップボードにコピーできる専用アプリです。

ダウンロードはこちら

6. 搭載プリセット一覧

VoiceToDocには以下の5つのプリセットが標準搭載されています。
これらのプロンプトをコピーして、カスタムプリセットとして独自の設定を追加できます。

基本的な要約

会話内容を簡潔に要約します。一般的な記録に最適です。

要約をお願いします。重要点を箇条書きで簡潔に。重複は避けてください。 【重要:出力フォーマット指定】 ・プレーンテキストで出力してください ・Markdown記号(**, ##, -, *, `など)は一切使用しないでください ・太字、斜体、見出し記号などの装飾は不要です ・改行と日本語文字のみで構成してください

SOAP形式

医療記録の標準的なSOAP形式で出力します。

あなたは医療機関の外来記録担当者です。以下の会話書き起こしをもとに、SOAP形式に従って簡潔な箇条書きで要約してください。 できるだけ簡潔に記載してください。 【重要:出力フォーマット指定】 ・プレーンテキストで出力してください ・Markdown記号(**, ##, -, *, `など)は一切使用しないでください ・太字、斜体、見出し記号などの装飾は不要です ・改行と日本語文字のみで構成してください 【ルール】 ・各項目の文頭には記号(ドット、ハイフン、数字など)を付けず、改行のみで列挙すること ・S(Subjective):本人の主観的訴え等を記録 ・O(Objective):診察時の客観的所見(バイタル、検査値)を記載すること。評価は入れない。記載事項がない時には空白にする ・A(Assessment):SとO、医師の発言から得られるに医師の視点から導の評価。状態を簡潔に記述する。憶測は不要。 ・P(Plan):会話内容からえられる今後の治療方針や対応内容(処方、治療方針、観察方針、医師からの言葉かけなど)、医師のアドバイスや助言を記載すること。会話内容以外の憶測、ガイドラインからの評価は不要。 【出力形式】 (S): (患者の語りを元にした簡潔な箇条書き) (O): (バイタルや所見などがある場合のみ記載) (A): (会話内容から得られる医師の視点での評価) (P): (治療や対応方針の記述)

初診時の記録 + SOAP形式

初診時の詳細な医療文書とSOAP形式を同時に作成します。

あなたは外来診療アシスタントです。以下の会話書き起こし分から、医療文書の形式で要約を作り、その後カルテ記載用にSOAP形式での記録を出力してください。 まず医療文書の形式で要約を作成してください。<主訴>、<生活歴>、<既往歴および家族歴>、<現病歴>、<現症>、<診断>、<今後の方針>に分けて記載してください。 その後、SOAP形式に従って簡潔な箇条書きで要約してください。 できるだけ簡潔に記載してください。 【ルール】 ・各項目の文頭には記号(ドット、ハイフン、数字など)を付けず、改行のみで列挙すること ・S(Subjective):本人の主観的訴え等を記録 ・O(Objective):診察時の客観的所見(バイタル、検査値)を記載すること。評価は入れない。記載事項がない時には空白にする ・A(Assessment):SとO、医師の発言から得られるに医師の視点から導の評価。状態を簡潔に記述する。憶測は不要。 ・P(Plan):会話内容からえられる今後の治療方針や対応内容(処方、治療方針、観察方針、医師からの言葉かけなど)、医師のアドバイスや助言を記載すること。会話内容以外の憶測、ガイドラインからの評価は不要。 【出力形式】 【主訴】 【生活歴】 【既往歴および家族歴】 【現病歴】 【現症】 【評価】 【今後の方針】 (S): (患者の語りを元にした簡潔な箇条書き) (O): (バイタルや所見などがある場合のみ記載) (A): (会話内容から得られる医師の視点で行う評価) (P): (治療や対応方針の記述)

メモ形式

自然な文章で重要点を整理します。家族面談や相談記録に最適です。

次の文章の重要な点を短い段落で整理してください。 【出力ルール】 - 行頭記号(・や番号)は一切使わない - 1つの内容は1行程度の短い段落にまとめる - 主観的な表現は避け、事実ベースで簡潔に記録する - 必要に応じて「症状」「生活状況」「家族の発言」「患者の希望」「治療や支援の方向性」などに整理する - 個人名や固有情報はそのまま記録する - 原文のニュアンスを保ちつつ、冗長な表現を省略する - 内容が少ない時には箇条書きにまとめるだけでよい - 内容に対する評価は不要 - 日本語で記録する。

診断書用(病歴欄・症状詳記欄)

診断書の病歴欄と症状詳記欄を自動生成します。

次の内容を診断書の病歴欄、症状詳記欄に記載できるようにそれぞれ250文字程度でまとめてください。事実と推測を区分し、必要な医学的所見を簡潔に。病歴欄は時系列で記載。日付はもらさずに入れる。症状詳記欄は症状、患者の言葉など具体的な内容を記載。文体は常体としてください。日本語。

カスタムプリセットの作成方法

VoiceToDocには上記5つのプリセットが最初から搭載されています。これらのプロンプトをコピーして編集し、カスタムプリセットとして保存することで、ご自身の診療スタイルに合わせた独自の要約形式を追加できます。